グリーンインフラレンディングという言葉を初めて聞きました

グリーンインフラレンディングの仕組み

グリーンインフラレンディングをご存知でしょうか?
太陽光やバイオマス、水力など、再生可能な自然エネルギーにのみ特化した案件を融資対象とする貸付型クラウドファンディング、いわゆるソーシャルレンディングです。
運用期間は3ヶ月という短期の案件から、11ヶ月、24ヶ月という案件もあり、ローンファンドによりそれぞれ異なります。

グリーンインフラレンディングの仕組みは、公式サイト上で投資案件を紹介し、投資家を募ります。
応募があった案件について、その資金が融資先である借り手に渡り、貸付となる流れです。
投資家への分配金は、借り手から融資の返済がされた際に支払われます。
投資額は4万円、6万円など少額の案件も多く、比較的始めやすいのも大きな特徴です。

運営会社は株式会社グリーンインフラレンディングで、環境問題、都市問題といった社会にある課題に対応しつつ、将来性を見込んだ収益性にも注目しています。
この会社の創立は2016年とまだ新しいため、登録ユーザー数もまだ少なく、大きなポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

グリーンインフラレンディングのメリット

グリーンインフラレンディングの魅力は、地球環境問題に対応する「社会貢献性」はもちろんですが、実はその高い利回り水準にあります。
例えば太陽光発電場などの投資の場合、年10%という利回りが期待できます。
一般的なソーシャルレンディングの平均が5%から8%と言われていますので、業界平均と比べてかなりの高水準です。

国内外の案件に投資できますので、まだまだ伸びしろがある発展途上国における発電・インフラ事業など、成長力を持った案件もたくさん存在します。
不動産関連のファンドが多い傾向にあるソーシャルレンディングでは、再生可能エネルギーに投資することはリスク分散という観点でもおすすめです。

グリーンインフラレンディングのデメリット

グリーンインフラレンディングのデメリットとして考えられるのは、実はファンドのメインである太陽光発電の需要が落ち込むのでは、という懸念です。
つまり、すでに太陽光発電所の建設は飽和状態にあり、将来的に減少していくと想定されています。
太陽光発電の開発事業は国が電気を買い取ってくれることを前提としています。
その買取が今後も継続するのかどうか、と心配する声があがっており、これが不安材料となっています。

また、最近では投資の種類も増え、最低投資額が1万円程度のものも登場する中、グリーンインフラレンディングでは、その多くは6万円からのファンドです。
ソーシャルレンディング業界全体から見た場合、やはり投資を始めようとする方にとっては高額に映る可能性は否めません。
さらに、投資である以上、貸し倒れリスクがともなうこともデメリットの1つとして理解しておきましょう。

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