原付ならファミリーバイク特約で十分?

ファミリーバイク特約を活用しよう

ファミリーバイク特約というものを聞いたことがありますか?
ファミリーバイク特約とは、自動車保険と一緒に加入できるもので、125cc以下のバイクや原付の事故の補償を行ってくれる特約です。
ファミリーバイク特約は、二輪であれば125cc以下、三輪であれば50cc以下が条件となります。

また、ファミリーバイク特約には「自損事故タイプ」と「人身障害タイプ」の2種類があります。
この2種類では、補償内容が異なり、自損事故タイプでは自身の怪我やバイクの破損に対して保険料は支払われません。
一方で、人身障害タイプでは、自身の怪我に対しての補償はつきます。

ファミリーバイク特約のメリット

ファミリーバイク特約のメリットは主に3つです。
1つ目は、保険を利用しても自動車保険の等級が下がらない点です。
どんな保険でもそうですが、基本的に保険を利用すると等級が下がり、翌年の保険料が高くなります。
ですが、ファミリーバイク特約は、保険を利用したとしても、翌年の保険料が上がりません。

2つ目は、年齢に制限がない点です。
ファミリーバイク特約は、未成年でも加入することができます。
また、運転者が20歳以下でも保険料が上がることはありません。
バイク保険だと、運転者の年齢が若ければ若いほど高額になります。

3つ目は、台数に限らず補償をつけられる点です。
ファミリーバイク特約では、保険に加入するバイクの台数によって保険料が変わりません。
バイク保険では、バイクの台数によって保険料が変わりますが、ファミリーバイク特約はそれがないので、バイクの数が多ければ多いほど割安になります。

ファミリーバイク特約のデメリット

デメリットも3つほどあります。
1つ目は、補償の範囲が限られている点です。
バイク保険では、事故による自身の怪我に対しても保険料が支払われますが、ファミリーバイク特約の自損タイプでは、怪我に対する補償はありません。
補償が限られるという点は、バイク保険と最も異なる部分の一つと言えるでしょう。

2つ目は、無事故でも等級が変わらない点です。
通常の保険ですと、事故を起こさずに一定期間経つと、等級が上がり、保険料が安くなっていきます。
ですが、ファミリーバイク特約では、等級がないので、無事故でも保険料が安くなっていくということはありません。

3つ目は、ロードサービスが使えない点です。
事故を起こした時は、レッカーなどのロードサービスが必要になる場合がありますが、ファミリーバイク特約では、ロードサービスが付帯しません。
ですので、トラブルへの対応力という点では、バイク保険に軍配が上がるでしょう。

原付ならファミリーバイク特約で十分

自動車をお持ちの方で、原付も所持している方なら、ファミリーバイク特約で十分でしょう。
原付だけで保険に申し込んでも、コストがかかってしまうだけです。
125cc以下のバイクをお持ちの方は、ぜひファミリーバイク特約を選択肢の一つに入れてみてください。