資産運用における利回りとは

資産運用では利回りをみよう

資産運用における利回りとは、投資した額に対しての、1年間のリターン額のことを指します。
利息や分配金だけでなく、売買した際の損益も含まれるのが特徴です。

利回りが高いほど短期間で資産が増えていきますが、利回りが高いということは、それだけリスクが高いということでもあります。
投資家の中には、投資の利回りだけで生活費を稼げている人もいますが、実際には、利回りで苦労する場合が多いです。
資産運用では、いかに利回りを高くするかが大きなポイントになります。

資産運用してみよう|単利と複利の違い

資産運用では、単利と複利というものがあります。
単利とは、利回りが発生するごとに引き出すやり方です。

例えば、100万円の投資商品を購入して、利回りが8%だとしましょう。
1年で8%なので、8万円の利益が出ます。
つまり、100万円を単利で運用した場合は、毎年8万円の利益が出る計算になるのが単利です。

一方複利では、利回りをそのまま運用資金にします。
先ほどの例の場合、一年で8万円の利益が出ますが、それをそのまま投資に回すので、次の年は108万円を運用することになります。
108万円の8%は8.64万円になので、初年度よりも利益が増えているのがわかるでしょう。
そしてこの8.64万を再び投資に回し、一年ずつ利益を増やしていくのが、複利のやり方です。

資産運用における利回りの平均はいくら?

資産運用では、利回りが非常に重要になってきますが、では、利回りの目標はどのくらいに定めるのが良いのでしょうか?
資産運用において利回りを決める際は、目標を5%にするのがおすすめです。
5%と聞くと、少ないと感じる方もいるかもしれませんが、1,000万円を5%で複利運用した場合、5年で1,300万円程度、10年なら1,600万円ほどまで増やすことができます。
利回りは、リスクを背負えば10%にすることもできますが、それだけハイリスクになるので、十分注意しましょう。

投資商品の利回りはどれくらい?

これから、各投資商品の利回りについて解説していきます。
まず株式投資ですが、大企業の株の場合は3%ほど、新興企業の場合は5%から10%ほどです。
大企業はリスクが少ないですが、新興企業の場合はミドルリスクを背負うことになります。

投資信託はローリスクの株式と債券が1~3%ほど、ミドルリスクの国内外株式は5%から10%です。
不動産投資の場合は、ローリスクの新築は3~5%、ミドルリスクの中古は5%から10%となっています。

利回りとリスクを重視した資産運用を

資産運用において最も大切なのは、利回りとリスクです。
利回りは高くなればなるほど、リスクも背負うこととなります。
自分のメンタルやライフスタイルと合わせて、適した投資商品を買うようにしましょう。