就労不能保険とは
あまり、聞き慣れないといた方もいらっしゃるかも知れませんが、就労不能保険とは「就労不能状態」に陥った際に支払われる保険の事です。
就労不能状態とは、病気やケガなど傷病の治療で、やむなく長期間の入院や在宅療養などを、余儀なくされた場合がこれに当てはまります。
こうした就労不能状態に陥った場合、保険契約時の設定に基づき、保険金が毎月支払われることになるわけです。
ただし、注意しておきたいのは、就労不能保険の内容が、保険会社や保険商品によって異なってくるという点です。
今回はそんな、就労不能保険について、どのようなメリットとデメリットがあるのか、そしてその特徴をなどをご紹介していきます。
就労不能保険のメリット
2020年より、世界的に猛威をふるった新型コロナウイルスのように、また車の事故や通り魔などに襲われる危険性はだれしもあり、これらを事前に回避することはできません。
長い人生、就労不能に陥ることは、珍しくないと言えるでしょう。
そんな時に役立つのが、こうした就労不能保険の存在です。
そこで、この就労不能保険には、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
『メリット』
・病気やけがなどで働けなくなった場合、保険金により経済的な不安を軽減できる。
・医療保険だけでは、カバーしきれない部分を補てんできる。
・保険料控除の対象で、介護保険料控除の区分で最大40,000円までの控除が受けられる。
・保険料は安めに設定されている。
就労不能保険のデメリット
昔から、帯に短したすきに長しとは言いますが、必ずしも保険は万能ではありません。
就労不能に陥った際の、就労不能保険はとてもありがたいものですが、メリットだけではなくデメリットも存在していることを理解しておきましょう。
『デメリット』
・保険会社や保険商品により保障が異なる。
・精神疾患の場合、補償の対象外となるケースもあり。
・保障の条件がやや厳し目。
・支払要件となるまでの期間が設定されている。
就労不能保険の選び方
就労不能保険は、万が一の傷病などの際に、保障が受けられますので、働けなくなった期間に収入減の補てんを受けることができます。
ただし、デメリットの部分に記載したように、各保険会社で対応が異なり、中にはかなり保障の条件が厳し目の保険会社もあります。
したがって、就労不能保険の選び方としてお勧めするのは、様々な保険会社の就労不能保険を比べ、比較していくことです。
また、もう一つのお勧めとしては、生命保険などの特約として、収入保障保険に就労不能特約を付ける方法もあります。
就労不能保険は、在宅療養でも補償が受けられますので、各社のサービス内容を把握して、よくよくご検討のうえ選んでいきましょう。