親の終活
私の両親はもうすぐ70代に差し掛かるのですが、最近二人とも終活を始めたそうで、色々と話をする機会が増えてきました。
正直、最初は親の終活にあまり良い気分はしなかったのですが、どうも最近は早めに終活に取り掛かる方が増えているみたいですね。
万が一のことがあったとき、私たち子供側が困らないように、少しずつ出来る事から準備をしているそうです。
事前に終活をしておくことで、自分たちも思い残すこと無く安心して旅立てると、60~70代を中心にスタートする方が多いとのこと。
終活に関してはあまり知識がないので、勉強の一環としてどんな事をしているのかも教えてもらったのですが、思っているよりも色々とやることがあるんですね。
必要のないクレジットカードの解約だったり、遺書作成、遺産整理の相談だったり。
もちろん、私自身も手伝えることは一緒に手伝っています。
先日両親と話をしたときは、自分のお葬式のリハーサルをやってみようか検討していると言っていました。
最近では、自分のお葬式を生前に行う方も増えているそうで、死ぬ前にお会いしたい方を一同に集めて食事会をしたり、お葬式のリハーサルをして、自分の死後に失礼が無いように段取りを組む方までいるそうです。
なんだか不思議に感じますが、これだけ万全の状態で終活を行っていれば、本当に思い残すことなく旅立てそうですよね。
遺影写真撮影
というわけで先日、両親の遺影写真撮影に付き添いしました。
遺影写真撮影ができる写真スタジオは最近多いそうで、終活ブームの影響もあり、遺影写真を専門に撮るスタジオなんかもあるとのことです。
生きているうちに遺影を撮るなんて、と最初は驚きましたけど、死んでからだと自分が使いたい写真って選べないですし、遺影ってずっと自分の顔写真として遺るものなのできちんと撮っておきたいですよね。
今回訪れた遺影写真撮影のスタジオは、ヘアメイクも込みだったので、父はスーツ、母はお気に入りのワンピースに着替えてから、色々と整えてもらい写真撮影に臨んでいました。
二人とも綺麗な写真が撮れて、遺影写真は絶対にこれを使うようにと念を押されてデータを託されたので、大切に保管しておきたいと思います。
エンディングノートの作成
終活といえば、エンディングノート作成も有名ですよね。
両親もこのエンディングノート作成に取りかかっているので、二人に万が一のことがあったときにも、色々とこのノートを見れば両親の希望や思っていることを確かめるひとつのツールとなります。
エンディングノートとは、いわゆる親から子供への連絡ノートのようなもの。
例えば、病院での延命治療の希望や介護が必要になった時の希望、葬儀の希望や遺産のこと。
もちろん、かつて使用していた銀行やクレジットカードの解約に必要な情報なども、このノートに書き留めておくことで、手続きをよりスムーズに進められるようにしておくのです。
普通のノートでも大丈夫ですし、エンディングノートという名前で販売されていることもあるので、作成の際は自分が好きなものに書き留めておくといいですね。
私の両親も、普通のノートをエンディングノートとして使っていますし。
要は、書かれた情報がわかれば問題はないです。