そもそもローンの金利とは
一国一城のあるじと言いますが、男性ならば特に一生のうちに、実現を夢見てやまないのがマイホームの存在でしょう。
現在では、マイホームが必ずしも一戸建て住宅とは限らず、マンションのご購入も同じ意味に捕えられています。
こうしたマイホームを購入する際に、ほとんどの方が利用していらっしゃる住宅ローンですが、一番の比較対象となるのがローンの金利です。
そもそも金利とは、借り入れを行う元金に対して、支払う利息の割合の事をいいます。
わずかな金利でも、マイホームローンのように、高額の借り入れになる場合は、その差額がかなり異なってくる為、住宅ローンの金利比較は、重要な要素になってきます。
住宅ローン金利の特長
住宅ローンは、一般的な商品購入によるローンとは異なり、かなり高額の借り入れを行わなければなりません。
最低限数百万円から、数千万円のローンを組むこともざらで、どうしても長期のローンになってしまいます。
こうした住宅ローンは、えてして高額の借り入れとなる為、どの金融機関でも金利はやや低めに設定されています。
こうした住宅ローン金利の特長としては、2種類の金利が存在しています。
一つ目は固定金利と呼ばれるもので、支払いにかかる金利をすべて固定金利で行い、完済まですべて同じ金利で支払っていきます。
そして二つ目は、変動金利と呼ばれるものです。これは、金融情勢の変遷に伴い、定期的に金利が変動していくものです。
固定金利のメリット・デメリット
前述の通り、固定金利は住宅ローンの借り入れの際、当初の契約で固定金利に定め支払いを行うものです。
それでは、固定金利のタイプでは、支払いに際してどのようなメリットとデメリットがあるのかを見ていきましょう。
『メリット』
金融危機などを含めて、市場金利の上昇に金利が影響される事がない。
借り入れ契約時に、金利が確定するので、返済計画が分かりやすいこと。
『デメリット』
経済の影響など、様々な理由で市場金利が下げられた場合、住宅ローン契約者は金利が下がった恩恵を受けることができないところ。
変動金利のメリット・デメリット
変動金利タイプの返済方法には、固定金利期間選択型と変動金利型があります。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
固定金利
期間選択型当初の数年間〇%など、一定の年数固定金利が適用されるタイプ。
『メリット』
市場金利が低下すると、返済額が減少できるところ。
『デメリット』
市場金利が上昇すると、返済額が増加してしまうので、返済計画が立てにくいところ。
変動金利型
『メリット』
経済の影響など、様々な理由で市場金利が下げられた場合、金利の分返済額が抑えられる。
『デメリット』
逆に、市場金利が上昇すると、返済額が増加してしまうので、返済計画が立てにくい。
また場合によっては、未払い利息が増えるケースもあります。