住宅ローン審査に落ちてしまったら

住宅ローン審査に落ちるのは意外じゃない?

住宅ローン審査は、申し込めば勝手に通るものだとは思っていませんか?
実は10人に1人は住宅ローン審査に落ちています。
審査が落ちる理由をしっかり分析し、他の金融機関へ申し込めば2度目は通るかもしれませんが、時間がもったいないですよね。

今回は、住宅ローン審査が落ちる割合や、理由について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

事前審査は14%で本審査でも6.9%が落ちる?

住宅ローンでは、事前審査と本審査という二つの段階に分けて審査されます。
そして、住宅ローンの審査で落ちるのは珍しいことではなく、事前審査では、なんと14.3%もの人が落ちています。
10人に1人が落ちていると考えると、結構高い確率ですよね。

さらに、事前審査を通過し、本審査まで行ったとしても、6.9%の人が落ちています。
事前審査に通過できても、本審査で落ちるかもしれないという可能性を念頭に入れておきましょう。

住宅ローンの審査項目は何?

意外と落ちるケースがある住宅ローンの審査ですが、通常ですと落ちた理由を教えてくれることはありません。
仮に小さな問題だったとしても、有効な対策を打てずに落ち続けてしまう恐れがあります。
そこで重要なのが、申し込む前に住宅ローン審査の基準を知っておくことです。

これから、住宅ローン審査において重要な審査基準を解説していきます。
審査基準は「収入」「収入と借入金額のバランス」「個人信用情報」の3つです。

まず収入ですが、前提として住宅ローンとは平たく言えば借金なので、ある程度の収入がないと組んでくれません。
返せる見込みがない人に銀行もお金を貸したくないわけです。
重要なポイントは、収入の安定性や継続性も審査に大きく影響する点です。
同じ収入で比べた場合、個人事業主や経営者は、収入が不安定という側面があるため、正社員や公務員に比べると、少し不利になります。

2つ目は、収入と借入金額のバランスです。
例えば、月収が50万で、月額の返済額が40万のローンは現実的に組むことができないですよね。
一般的に返済負担率は収入の35%から40%とされています。
つまり、月収が50万円の方の場合は、17.5万円から20万円がバランスの取れた返済負担率ということになります。

3つ目は、個人信用情報です。
個人信用情報とは、今までにクレジットカードのリボ払いや、カードローンなどの返済に関して滞ったことがないかどうかを指します。
いわゆるブラックリストに入っていないかどうかです。

落ちる可能性は排除しておこう

実際のところ、結構な確率で落ちる住宅ローンですが、事前に審査基準を知っておけば、落ちるということはまずないでしょう。
ですので、この記事を参考に、3つの審査基準を自分が満たせているかどうか、よく確認しておくことをおすすめします。