家族信託のメリット
まだ少し先の話ではありますが、先日両親が終活をしていたことに影響されて、自分も将来のことを考えるようになりました。
自分が死んだ後にできるだけ家族に色々と残すためにはどうすればいいのか考えたのですが、選択肢の1つとして上がったのが、家族信託です。
家族信託はその名の通り自分の財産を家族に託す、信託する方法なのですが、家族信託をしておくことで財産相続における相続税が無くなります。
いわゆる遺言によって信託が発生した時の場合は相続税が否応なしに課税されてしまうのですが、家族信託の場合は生前に信託契約があった物として、財産の贈与が行われたことになるため、相続税が発生しないのです。
信託契約の名義人を妻や息子、娘に設定しておくことで、自分が死んだ後に遺言を残して置かずとも負担無く遺産を渡す事ができるので、家族の取り分が増えます。
そうなってくれれば私としては万々歳ですので、早い段階で家族信託はしておいた方が良さそうだなぁと検討中です。
家族信託の場合は急な死亡の場合以外にも、認知症などで自分の意志が正しく伝えられなくなる前に、資産を託せるのも嬉しいところ。
まだ大丈夫かとは思うのですが、もし認知症やアルツハイマーを発症した時に、自分の意志が家族に正しく伝わらないことだけは避けたいですし、資産が正しく渡せないという事態だけは防ぎたいので、家族信託しておけば安心です。
家族に託せるように早めに準備しておきたい
人生いつ何時何が起るかわからないですので、何事も早め早めに準備をしておきたいものです。
先日お会いした方の中には、私と同じ世代にもかかわらず家族信託の取引を行っている方もいました。
40代はまだまだ若いと思っていましたが、家族ができたことも含めて、しっかり考えておかないといけなさそうですね。
もちろん長生きをするつもりではありますが、家族信託を早めにしておけば、万が一の時も安心です。
妻はもちろん、息子や娘にいざと言う時に苦労させないためにも、50代になる前には家族信託を進めておこうかと思います。